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Brown, Clifford - The Complete Blue Note & Pacific Jazz,Clifford Brown – The Complete Blue Note And Pacific Jazz,Clifford Brown – The Complete Blue Note And Pacific Jazz,BLUE NOTE – Lunchbox Records,Record Store Day 2025 Exclusive: “Alts 'N Outs: The OtherThe Complete Blue Note & Pacific Jazz Recordingsクリフォード・ブラウン 実質4年の活動で夭折した天才トランペッター、クリフォード・ブラウンのキャリア前半の演奏を記録した4枚組ボックスセット。　装丁は昔の分厚い皮表紙のアルバムを模した立派なもので、所有欲を刺激する出来映えだ。父親が持っていた戦前のモーツァルトのオペラ大全集（もちろんSP盤）を思い出した。　セット内容は、最初期の二つのセッションで構成した「メモリアル・アルバム」（ディスク1）、「ザ・プロミネント・JJジョンソン」と西海岸での二つのセッションをまとめた「ジャズ・イモータル」（ディスク2）、アート・ブレイキーの名盤「バードランドの夜 Vol.1,2」（ディスク3、4）の4作品を収めている。　いずれも必聴盤だと思うが、「ザ・プロミネント」におけるブラウニーが若々しく、音に張り・強さ・輝きがあり、どんなに音を連ねても一音一音が明確でまさに素晴らしい演奏だと思った。キャリア前半でのハイライトではないだろうか。　名盤「バードランドの夜」は後半のディスク4が特に素晴らしいと思った。　ルー・ドナルドソンasもブラウニーもともに凄いが、ブラウニーは超絶的にテクニカルで、解説が「もしもC・パーカーがtpを使ったらブラウニーになる」というのが納得できる演奏。ブラウニーのソロになるとアート・ブレイキーdrが頻繁に叩き方を変えるのは、ブラウニーの進行の鋭い変化が引き出したものではないか。超速でバップそのものといった「Wee Dot」「Quicksilver」の演奏は凄いとしか言いようがないし、ほかの曲もソロはみないい。